苔寺(読み)コケデラ

デジタル大辞泉プラス 「苔寺」の解説

苔寺

京都府京都市西京区にある臨済宗寺院、西芳寺(さいほうじ)の通称。山号は洪隠山。通称は、約120種類の苔に覆われた美しい庭園(国史跡・特別名勝)にちなむもの。天平年間の開創と伝わる。旧称西方寺。1339年に夢窓疎石が禅寺として再興し、現在の寺号となる。「古都京都の文化財」の一部としてユネスコの世界文化遺産に登録。

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改訂新版 世界大百科事典 「苔寺」の意味・わかりやすい解説

苔寺 (こけでら)

西芳寺(さいほうじ)

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百科事典マイペディア 「苔寺」の意味・わかりやすい解説

苔寺【こけでら】

西芳寺(さいほうじ)

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世界大百科事典(旧版)内の苔寺の言及

【コケ植物(苔植物)】より

…地上生の蘚類の群生した状態は美しいので,観賞用として庭園や盆景に利用される。京都市の西芳(さいほう)寺(苔寺)の庭園はコケを巧みに使った名園である。観賞用に利用される種類はオオスギゴケ,ホソバノオキナゴケ,コバノチョウチンゴケ,ヒノキゴケなどである。…

【西芳寺】より

…京都市西京区にある臨済宗の寺。洪隠山と号し,俗に苔寺(こけでら)と呼ぶ。寺伝では,奈良時代に僧行基が畿内に建立した49院の一つで,これを当寺の草創とする。…

※「苔寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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