精選版 日本国語大辞典 「苗色」の意味・読み・例文・類語 なえ‐いろなへ‥【苗色】 〘 名詞 〙 染色の名。薄い萌黄色(もえぎいろ)。また、一説に青の黄ばんだ色。なえ。[初出の実例]「二孟旬〈略〉苗色とは黄気ある青物也」(出典:助無智秘抄(1166頃か)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
色名がわかる辞典 「苗色」の解説 なえいろ【苗色】 色名の一つ。稲の苗のような淡い緑色をさす伝統色名。萌黄もえぎ色のバリエーションで薄萌黄ともいい、夏の色として平安時代から使われてきた。田んぼ一面に苗が育った夏の晴れ晴れしい感情がうかがえる。これより少し薄い色を若苗色という。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報