若子(読み)ワクゴ

デジタル大辞泉 「若子」の意味・読み・例文・類語

わく‐ご【若子/児】

年少の男子。また、若い男子を敬っていう語。
「稲けばかかるが手を今夜こよひもか殿の―が取りて嘆かむ」〈・三四五九〉

わか‐ご【若子/若児】

幼い子。おさなご。みどりご。
ひそに―星川皇子みこに」〈清寧紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「若子」の意味・読み・例文・類語

わく‐ご【若子】

  1. 〘 名詞 〙 年少の男子。若い男。若人。また、年少の男子を敬っていう語。若様。若殿。若君。
    1. [初出の実例]「水そそく 鮪(しび)の和倶吾(ワクゴ)を 漁り出な猪の子」(出典日本書紀(720)武烈即位前・歌謡)

わか‐ご【若子・若児】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「わかこ」とも ) おさな子。みどり子。乳呑み子。
    1. [初出の実例]「今俗に、稚子を号ひて和可古(ワカコ)と謂ふは、是れ其の転る謂なり」(出典:古語拾遺(807))

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