若松新田(読み)わかまつしんでん

日本歴史地名大系 「若松新田」の解説

若松新田
わかまつしんでん

[現在地名]堺市築港八幡ちつこうやわた

大和川河口部南側、松屋まつや新田の西側に位置し、大鳥郡に属する。もと河口の土砂堆積の洲であったが、嘉永元年(一八四八)四月、北花田きたはなだ村の沢池久三郎の妻つるが幕府より開発の許可を受け着手、同六年一一月までに七町六反余を開発、検地を受けた。波浪・洪水の災害が多く未開に終わった鶴松つるまつ新田の後に開発されたので、若松と名付けられたという(三宝村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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