日本歴史地名大系 「若郷村」の解説 若郷村わかごうむら 東京都:大島支庁新島村若郷村[現在地名]新島村若郷宮塚(みやづか)山を境に本(もと)村の北、島の北部に位置し、西側の浜に港がある。宝永三年(一七〇六)の地震で本村の北村(きたむら)集落が被害を受け、同七年北村の年寄勘兵衛ら一六軒・三五人が移住して開発した(「若郷へ家居引分書付写」新島村役場文書)。当初は本村名主が兼務して村政を指導したが、のち枝郷として分郷、勘兵衛が初代の名主に就任した。正徳四年(一七一四)の新島差出帳(前田家文書)には「若郷村名主伝左衛門 同所年寄勘兵衛」の署名がある。ただし同差出帳は文政三年(一八二〇)の写である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by