苦土六水石(読み)くどろくすいせき

最新 地学事典 「苦土六水石」の解説

くどろくすいせき
苦土六水石

hexahydrite

化学組成MgSO4・6H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群C2/c, 格子定数a1.011nm, b0.721, c2.441, β98.30°, 単位格子中8分子含む。ふつう柱状~繊維状結晶,まれに厚板状結晶。無~白色,わずかに緑色を帯びた白色,ガラス光沢ないし真珠光沢。水に可溶。劈開{100}に完全。硬度未決定,比重1.75。薄片では無色,屈折率α1.426, β1.453, γ1.456, 2V(-)38°。瀉利塩エプソマイト)の脱水物としてみられ,しばしばその仮晶をなす。MgはMn(chvaleticeite),Fe(ferrohexahydrite),Co(moorhouseite),Ni(nickelhexahydrite),Zn(bianchite)と置換して同構造の苦土六水石族を形成。名称は六つの結晶水に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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