瀉痢塩(読み)シャリエン

デジタル大辞泉 「瀉痢塩」の意味・読み・例文・類語

しゃり‐えん【×瀉痢塩/×瀉利塩】

マグネシウムの含水硫酸塩鉱物。ふつう硫酸マグネシウムの七水和物をいう。下剤媒染剤などに使用

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精選版 日本国語大辞典 「瀉痢塩」の意味・読み・例文・類語

しゃり‐えん【瀉利塩・舎利塩】

  1. 〘 名詞 〙 硫酸マグネシウムの七水塩。組成は MgSO4・7H2O 斜方晶系。水にとけやすく苦味がある。透明ないし白色。下剤、媒塗剤として用いる。イギリスエプソンに産することからエプソマイト、エプソン塩ともいう。〔舎密開宗(1837‐47)〕

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百科事典マイペディア 「瀉痢塩」の意味・わかりやすい解説

瀉利塩【しゃりえん】

硫酸マグネシウムの7水塩MgSO4・7H2Oの俗称。

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世界大百科事典(旧版)内の瀉痢塩の言及

【硫酸マグネシウム】より

…製紙工業における充てん剤,染色の媒染剤に用い,また布の不燃加工にも利用する。また古くから緩下剤として用いられるが,これは腸壁からの水分の吸収を妨げる作用があるためで,このため7水和物には瀉利塩(しやりえん)という古名も残っている。【曾根 興三】。…

※「瀉痢塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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