苧綱(読み)おづな

精選版 日本国語大辞典 「苧綱」の意味・読み・例文・類語

お‐づなを‥【苧綱】

  1. 〘 名詞 〙 麻でなった綱。古代から近世に至るまで船の各種綱具として最上とされ、碇綱身縄、手縄その他強度を要する箇所に用いる。加賀国産出のものを極上とし、特に加賀苧綱、かがすと呼んだ。
    1. [初出の実例]「東大寺作事縄料苧〈略〉東大寺苧綱事」(出典:吾妻鏡‐建久元年(1190)九月二〇日)
    2. 「苧綱〈略〉大風の時用立に持つ也」(出典:船皆具之名并遣方(17C末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む