日本歴史地名大系 「英太郷」の解説 英太郷あがたごう 三重県:伊勢国安濃郡英太郷「和名抄」高山寺本は「阿賀太」、東急本は「阿加多」の訓を付す。康永三年(一三四四)の法楽寺文書紛失記(京都市田中忠三郎氏蔵文書)には、安西(あんさい)郡所在の伊向神田の内に「肆段莫大郷十一条六行山里六坪 弐段同里卅五坪 参段同郷十二条七野村里廿二廿一廿九坪等在之 陸拾歩同郷十二条六懸(ママ)里卅二坪 陸段同里十六十七両坪」とあり、当郷内に一五段六〇歩の神田があった。 英太郷あがたごう 三重県:伊勢国飯高郡英太郷「和名抄」高山寺本は「阿加太」、東急本は「阿加多」の訓を付す。「皇太神宮儀式帳」には「飯高県造乙加豆知」が神田と神戸を貢進した伝承を記す。「神宮雑例集」には二宮御領として「英太御厨」、「外宮神領目録」には「莫太御厨三石」、「神鳳鈔」には「南内宮英太御厨三石」「南内宮英太神田一丁、四石」がみえ、鎌倉期には同名の御厨・神田が成立。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by