飯高郡(読み)いいたかぐん

日本歴史地名大系 「飯高郡」の解説

飯高郡
いいたかぐん

現松阪市の大部分と現飯南(いいなん)郡の全域、さらに多気(たき)郡勢和(せいわ)村の旧丹生(にゆう)村、多気町の旧鍬形(くわがた)村を含んだ郡。「和名抄」郡郷部には「伊比多加」と訓じ、「延喜式」(民部省)には「イヒタカ」の傍訓を付す。「皇太神宮儀式帳」に「忍飯高国」、「倭姫命世記」垂仁天皇二二年条に「意須比飯高国」と記す。「続日本紀」天平一〇年(七三八)九月一九日条に「伊勢国飯高郡人无位伊勢直族大江」に外従五位下を与えたとあり、同書同一四年四月一〇日条に「伊勢国飯高郡采女正八位下飯高君笠目」の親族県造らに飯高君の姓を与えたと記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の飯高郡の言及

【松阪[市]】より

…宣長の奥墓(史)は山室町の妙楽寺に,宣長とその子春庭の墓(史)は新町の樹敬(じゆきよう)寺にある。【成田 孝三】
[歴史]
 市域の大部分はかつての伊勢国飯高郡の東部と飯野郡を中心とする(ほかに多気・一志両郡の一部を含む)。飯野郡は,平安時代〈神三郡〉と称された伊勢神宮領3郡の一つで,飯高郡ものちに神領とされた。…

※「飯高郡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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