茂木浦(読み)もぎうら

日本歴史地名大系 「茂木浦」の解説

茂木浦
もぎうら

[現在地名]長崎市茂木町

江戸時代の湊津。正保二年(一六四五)の高来郡内高力氏領分図では茂木村に「潮時舟入入江」とあり、口之津くちのつ(現口之津町)より「茂木湊」まで一三里と記される。慶安二年(一六四九)の肥前国道法帳の船路では千々石ちぢわ(現千々石町)方面と結ばれている。寛文三年(一六六三)前年冬に長崎を出帆した三五番船が北西風に流されて一月五日に茂木に漂着、水・野菜の補給を行った(唐通事会所日録)。貞享二年(一六八五)六月二四日、丸山可澄は長崎から二里の茂木に赴き、二五日には出船して小早崎こはやさき(現口之津町)に向かった(筑紫巡遊日録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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