日本歴史地名大系 「茄子作村」の解説 茄子作村なすづくりむら 大阪府:枚方市茄子作村[現在地名]枚方市茄子作一―五丁目・茄子作〈北(きた)町・南(みなみ)町・東(ひがし)町〉・高田(こうだ)一―二丁目・東香里(ひがしこうり)一―三丁目・東香里〈南町・元(もと)町・新(しん)町〉・香里(こうり)ヶ丘(おか)一―一二丁目・釈尊寺(しやくそんじ)町天野(あまの)川左岸の洪積層丘陵台地に位置し、現枚方市の最南端にあたる。交野(かたの)郡に属し、北は村野(むらの)村・山之上(やまのうえ)村、南は寝屋(ねや)村(現寝屋川市)・星田(ほしだ)村(現交野市)、東は私部(きさべ)村(現同上)。「河内志」に「属邑一」とみえる枝郷は高田をさす。村名は茄子の名産地であったことによるといわれるが、つまびらかでない。「河内国小松寺縁起」に引く保延五年(一一三九)の勧進奉加帳と久安元年(一一四五)の近衛天皇綸旨に「茄子作郷」とみえる(ただしこの文書は検討を要する)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by