茶筅師(読み)ちゃせんし

精選版 日本国語大辞典 「茶筅師」の意味・読み・例文・類語

ちゃせん‐し【茶筅師】

〘名〙 茶筅製造を業とする人。
浮世草子好色五人女(1686)一「高山の茶筅師(チャセンシ)

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デジタル大辞泉 「茶筅師」の意味・読み・例文・類語

ちゃせん‐し【茶×筅師】

茶筅の製造を職業とする人。

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世界大百科事典(旧版)内の茶筅師の言及

【茶筅】より

…抹茶の普及につれて,茶筅を空也念仏宗の僧が売り歩くようになり,茶筅の製作を賤民の業とする時代もあった。しかし,江戸時代に入って茶の湯が確立すると,茶筅の製作を専業とする茶筅師が出現し,奈良高山(現,生駒市高山町)が茶筅の産地として知られるようになった。また点前にも〈茶筅飾〉の習があって,水指の上に茶巾,茶筅,茶杓を飾り,気持を改めたことの表現としている。…

※「茶筅師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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