…抹茶の普及につれて,茶筅を空也念仏宗の僧が売り歩くようになり,茶筅の製作を賤民の業とする時代もあった。しかし,江戸時代に入って茶の湯が確立すると,茶筅の製作を専業とする茶筅師が出現し,奈良高山(現,生駒市高山町)が茶筅の産地として知られるようになった。また点前にも〈茶筅飾〉の習があって,水指の上に茶巾,茶筅,茶杓を飾り,気持を改めたことの表現としている。…
※「茶筅師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...