草上駅
くさのかみのえき
「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条の播磨国のうちに山陽道草上駅三〇疋がある。「播磨国風土記」餝磨郡巨智里の条に大立丘・草上村、「和名抄」に草上郷があり、その遺称地は現御立とその南の山吹の字草上寺である。ただし具体的な駅家推定地は今宿遺跡・辻井廃寺併設・本町遺跡・今宿丁田遺跡など諸説あり、いずれも姫路市内にある奈良時代の古瓦出土地。このうち本町遺跡は播磨国府とみられるが、他は甲乙つけがたい。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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