草冠(読み)クサカンムリ

デジタル大辞泉 「草冠」の意味・読み・例文・類語

くさ‐かんむり【草冠】

漢字の冠の一。「花」「草」「茜」などの「艹(⺿)」の称。そうこう。

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精選版 日本国語大辞典 「草冠」の意味・読み・例文・類語

そう‐こうサウカウ【草冠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そうかん(草冠)」の変化した語 )
  2. そうかん(草冠)
    1. [初出の実例]「荃〈信西〉〈略〉此文不吉歟、若是以東三条院御名同音之字、択申歟、抑後宮、以草合名之人、贈后茂子、茨子等」(出典:台記別記‐久安四年(1148)八月七日)
    2. 「艹 サフカフ」(出典:運歩色葉集(1548))
  3. そうかん(草冠)
    1. [初出の実例]「そうこうへ首尾よくまたき娵河原」(出典:雑俳・柳多留‐二五(1794))

そう‐かんサウクヮン【草冠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 漢字の冠(かんむり)一つ、草冠(くさかんむり)を音読した語。そうこう。
  3. 二〇。の形「艹」が数字の「廾(にじゅう)(「廿」とも)」に似ているところからいう。そうこう。

くさ‐かんむり【草冠】

  1. 〘 名詞 〙 漢字の冠(かんむり)の一つ。「花」「草」「葉」などの頭にある「艹」の称。字源は「艸」。古い楷書体では「艹(四画)」、常用漢字人名用漢字では「艹(三画)」。この冠の字の大部分字典の艸部に属する。そうこう。〔随筆・秉燭譚(1729)〕

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