草加煎餅(読み)ソウカセンベイ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

草加煎餅
そうかせんべい

埼玉県草加市名物の塩煎餅。紀州(和歌山県)の浜口儀兵衛が、1645年(正保2)に銚子(ちょうし)(千葉県)でしょうゆ製造を始めてから、塩煎餅に生(き)じょうゆを刷(は)くようになり、その焼き上がりは香ばしいものになった。幕末には江戸市中でもはやりの菓子だったことが『嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)』にみえるが、駄菓子である点に変わりはなかった。江戸近郊の塩煎餅屋のうち、奥州街道の宿場であった草加が高名になり、今日では草加煎餅が塩煎餅の代名詞となっている。[沢 史生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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