塩煎餅(読み)シオセンベイ

デジタル大辞泉 「塩煎餅」の意味・読み・例文・類語

しお‐せんべい〔しほ‐〕【塩煎餅】

菓子の一。うるち米の粉をこねて蒸し、餅のようにつき、平たくして型ぬきしてから乾燥させ、醤油をつけて焼いたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「塩煎餅」の意味・読み・例文・類語

しお‐せんべいしほ‥【塩煎餠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 米の粉をこねて蒸し、薄くのばして型抜きし、しょうゆをつけて焼いたせんべい。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕
  3. 小麦粉をこね、型に入れて塩味で焼いたせんべい。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「塩煎餅」の意味・わかりやすい解説

塩煎餅
しおせんべい

煎餅一種。粳米粉(うるちごめこ)をこねて蒸し、餅(もち)のように搗(つ)いて薄くのし、丸く打ち抜いた生地を乾燥させてから、しょうゆでつけ焼きした煎餅。塩煎餅の代表草加(そうか)煎餅がある。

[沢 史生

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世界大百科事典(旧版)内の塩煎餅の言及

【せんべい(煎餅)】より

…薄焼きにしたものをそのまま,あるいは有平糖などを芯にして巻きこんだのが巻きせんべい,あるいは巻絹(まきぎぬ)と呼ばれるもので,これは宝永(1704‐11)ごろから江戸吉原の名菓として有名であった。米粉系のせんべいは,埼玉県草加(そうか)市の名物である草加せんべいに代表されるもので,関東では〈塩せんべい〉と呼ぶ。もともとは農家がくず米などの粉をこねて焼き,塩味をつけて補食としていたものと考えられるが,塩にかえて,しょうゆを塗るようになってから商品化した。…

※「塩煎餅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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