草壁庄(読み)くさかべのしよう

日本歴史地名大系 「草壁庄」の解説

草壁庄
くさかべのしよう

和名抄」小田郡草壁郷の郷名を継ぐものか。史料上に横谷よこだに山田やまだ、東分に長屋ながやがみえ、小田川右岸の現矢掛町南部一帯に推定される。寛喜三年(一二三一)四月二五日の後堀河天皇宣旨(門葉記)によると尼観如の相伝の私領であったが、養君の綾小路無品親王(土御門天皇の子、高橋宮尊守法親王)家に譲られ、のち青蓮院門跡領となったが、これは領家職と思われる(井原市の→県主保地頭庄氏であった。嘉元三年(一三〇五)六月一二日、庄松王丸は亡父敬願の遺領をめぐって伯父親資と争ったが和解し、当庄東方一町余の畠に付随した地頭屋敷は親資の領知となった(「六波羅下知状」熊谷家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む