草履下駄(読み)ゾウリゲタ

デジタル大辞泉 「草履下駄」の意味・読み・例文・類語

ぞうり‐げた〔ザウリ‐〕【草履下駄】

松材の台の表にわらで編んだ草履をつけ、木綿真田さなだなどの鼻緒をすげた下駄。形は駒下駄に似て、少し低い。

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精選版 日本国語大辞典 「草履下駄」の意味・読み・例文・類語

ぞうり‐げたザウリ‥【草履下駄】

  1. 〘 名詞 〙 下駄の一種。下駄の台の上に草履をつけたもの。こま下駄よりやや低い台の表に草履をうちつけ、鼻緒をすげたもの。
    1. [初出の実例]「一日にも廻はり尽くさじ庭の春〈如流〉 山あり川あり草履下駄あり〈一鉄〉」(出典:俳諧・江戸八百韻(1678)何踊)

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世界大百科事典(旧版)内の草履下駄の言及

【草履】より

…江戸時代の草履は,細身の表に長い鼻緒をつけたものが多かった。明治時代の草履は小判形で太い鼻緒のものが多く,雪踏のほか,草履下駄と称する,板を裏につけた板裏草履(八つ割れともいう)などがあった。大正時代以降,裏にゴムやフェルト,タイヤ裏を使ったもの,また表にもパナマや裂地を張ったもの,革,ビニル製などがつくられた。…

※「草履下駄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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