草紙々(読み)そうしがみ

精選版 日本国語大辞典 「草紙々」の意味・読み・例文・類語

そうし‐がみサウシ‥【草紙紙・草子紙・双紙紙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 主に手習い草紙に使った紙。草紙本や草双紙などにも使った。
    1. [初出の実例]「土岐とのへ御返事使に渡之御草子紙御本大夫厳清に致読合て申下了」(出典:親元日記‐文明一三年(1481)一一月一〇日)
  3. ( には良い紙が使われないことが多かったところから ) すきかえしの紙。
    1. [初出の実例]「江戸にて、すきがへしを、草紙がみといふ〈略〉此紙に、鱗形屋の絵草紙、摺たれば、草子紙と云なり」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)一上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android