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草野又六 くさの またろく

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

草野又六 くさの-またろく

1678-1731* 江戸時代前期-中期の治水家。
延宝6年生まれ。筑後(ちくご)(福岡県)の人。土木工事の技術にすぐれ,久留米(くるめ)藩士にとりたてられる。筑後川北岸地区で床島堰(とこしまぜき)と恵利(えり)堰の建設工事を指揮して正徳4年完成させ,新田約400haをひらいた。享保(きょうほう)15年11月23日死去。53歳。本姓は鹿毛。名は実秋(さねあき)。

出典|講談社
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朝日日本歴史人物事典の解説

草野又六

没年:享保15.11.23(1731.1.1)
生年:延宝6(1678)
江戸中期,久留米藩士,地方巧者(治水土木工事の巧みな役人)。名は実秋。筑後国山本郡蜷川村(久留米市)の農民鹿毛宗五郎の次男。のち同郡小山田村の農民草野五左衛門の養子。士分抜擢後の正徳2(1712)年,かねてから御井郡鏡村(福岡県三井郡北野町)庄屋高山六右衛門らによって,水不足解消のため要求の出されていた,筑後川北岸の竹野郡床島村(同郡大刀洗町)―恵利村(浮羽郡田主丸町)間の用水路掘削工事,およびその延長工事を指揮,同4年,完成させた。水勢が強く難工事であったが,石を満載した数隻の船を一気に沈め水勢を抑えるなど工夫して切り抜けた。これにより田畑約2000haが潤ったという。ただ工事に際しては,洪水を恐れた筑前(福岡藩)側の村々の抵抗があった。<参考文献>『床島用水沿革史』,『江戸時代人づくり風土記・福岡』

(井奥成彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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