草間良男(読み)クサマ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「草間良男」の解説

草間 良男
クサマ ヨシオ

大正・昭和期の衛生学者 慶応義塾大学名誉教授



生年
明治21(1888)年4月3日

没年
昭和43(1968)年2月18日

出生地
長野県

学歴〔年〕
スタンフォード大学理学部〔大正5年〕卒,スタンフォード大学医学部〔大正9年〕卒,ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生学課程修了

学位〔年〕
医学博士〔大正13年〕

主な受賞名〔年〕
勲三等旭日中綬章

経歴
大正9年帰国、慶応義塾大学衛生学教室に入り、15年再渡米。昭和4年から慶大衛生学教授、30年医学部長、35年退職、名誉教授。この間戦後GHQ公衆衛生福祉部のサムスに協力、インターン制度を導入するなど、わが国医療制度改革に尽力し、わが国へのアメリカ医学移入に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「草間良男」の解説

草間良男 くさま-よしお

1888-1968 大正-昭和時代の衛生学者。
明治21年4月3日生まれ。アメリカのスタンフォード大,ジョンズ-ホプキンズ大に留学して,医学,公衆衛生学をおさめる。昭和5年慶大教授,30年医学部長。第二次大戦後GHQに協力して,インターン制導入をはじめとする日本の医療制度の改革につくした。昭和43年2月18日死去。79歳。長野県出身。編著に「英和医学小辞典」,著作に「熱帯環境医学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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