日本歴史地名大系 「荒川山村」の解説 荒川山村あらかわやまむら 愛媛県:西条市荒川山村[現在地名]西条市荒川瓶(かめ)ヶ森(もり)・竜王(りゆうおう)山・扇(おうぎ)山を連ねる山地から発して北流する加茂(かも)川支流の谷(たに)川峡谷の西南部を占め、東西一三町、南北一里一九町に広がる山村。東三(ひがしさん)ヶ山(やま)の一村。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の新居(にい)郡の項に「高三拾石 畠方 荒川山村 日損所、雑木山有」とある。西条藩領。享保一七年(一七三二)二月の人改帳(「西条誌」所載)には、屋敷合一一六軒、うち一軒庄屋、九軒本百姓、一〇〇軒家来、六軒水呑とあり、一〇〇軒の家来は残らず庄屋の家来で、年貢の配賦は本百姓九軒のみを対象とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by