20世紀日本人名事典 「荒川文六」の解説
荒川 文六
アラカワ ブンロク
明治〜昭和期の電気工学者 九州大学総長。
- 生年
- 明治11(1878)年11月18日
- 没年
- 昭和45(1970)年2月9日
- 出生地
- 神奈川県横浜市
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学電気工学科〔明治33年〕卒
- 学位〔年〕
- 工学博士〔明治44年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 勲一等〔昭和11年〕,文化功労者〔昭和40年〕
- 経歴
- 明治40年アフリカ、ドイツ、イギリスに留学。東大助教授から44年九州帝大教授、同年工学博士、昭和6年工学部長、11年第6代総長、20年退官、名誉教授、21年貴族院議員、24年西南学院大学教授となった。11年には勲一等、40年文化功労者に選ばれた。また電気学会長、学術研究会議会員、九州タイムズ社長、福岡県教育委員長など歴任。クリスチャンで日曜学校の校長、国際基督教大学理事も務めた。著書に「荒川電気工学」「電気工学の実験」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報