荒木田土(読み)アラキダツチ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「荒木田土」の意味・わかりやすい解説

荒木田土
あらきだつち

田んぼの耕土下や河川敷などの下層でみられる粘土質。色は灰色または灰褐色をしており、土質としては腐植質が少なくよく粘る。単に荒木田、または田んぼから産することから田土ともよぶ。土壌学的には沖積土とよぶ。以前、荒木田土は家の荒壁土や瓦(かわら)屋根の棟に多く用いた。園芸用土としては地力(ちりょく)に富み、吸肥力が強く、養分蓄積もあるので、鉢物栽培用土として利用する。荒木田土は堆肥(たいひ)、腐葉土などの有機物を混入すると、保水性、通気性も増すので良質の園芸用土といえる。土壌酸度は普通pH5.5~5.8内外である。

[堀 保男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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