荒立(読み)あらだち

精選版 日本国語大辞典 「荒立」の意味・読み・例文・類語

あら‐だち【荒立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 荒立つこと。
    1. [初出の実例]「気の荒立ちをとり収める良薬」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉渡風流水)
  3. 浄瑠璃演劇などで本読みの次にだいたいの動きをつけてする稽古。荒立て。
    1. [初出の実例]「もうじき読みが終って荒立(アラダ)ちになったら、とても早くは帰れなくなるわ」(出典忘却の河(1963)〈福永武彦〉三)

あら‐だて【荒立】

  1. 〘 名詞 〙あらだち(荒立)〔楽屋図会拾遺(1802)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android