日本歴史地名大系 「荒鍋新田村」の解説 荒鍋新田村あらなべしんでんむら 山形県:東田川郡立川町荒鍋新田村[現在地名]立川町狩川(かりかわ)南は東興野(ひがしこうや)村、西は狩川村。正保庄内絵図(本間美術館蔵)に狩川村と注記して荒鍋村とあり、高の記載はない。承応三年(一六五四)狩川村の角兵衛(奥山氏)らによって立村されたという。翌四年の狩川大堰絵図(滝沢神社蔵)には荒鍋新田村用水堰とのみある。同六年狩川大堰の分水である沢新田(さわしんでん)堰が開削されてから開田が進み、寛文九年(一六六九)の検地帳(荒鍋区有文書)では高一三六石余、元禄九年(一六九六)の高一九八石余、田一八二石余・畑一五石余(「狩川大堰水下惣高覚」光丘文庫蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by