荒馬庄(読み)ありまのしよう

日本歴史地名大系 「荒馬庄」の解説

荒馬庄
ありまのしよう

渋川郡内にあった山城妙法院領の庄園。所在地は不明だが、近世北蛇草きたはぐさ村・南蛇草村一帯の可能性がある。延応元年(一二三九)九月に没した七六代天台座主尊性法親王の同年八月二九日付遺告状案(妙法院文書)に「河内国荒馬中牧」とある。康永三年(一三四四)七月日の亮性法親王庁解(同文書)によると、河内国荒馬庄・中牧なかのまきの両庄園は、本主比丘尼証恵が貞応元年(一二二二)に二品親王(尊性法親王)に寄進し、法親王庁下文をもって妙法院領としたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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