荒高町(読み)あらたかまち

日本歴史地名大系 「荒高町」の解説

荒高町
あらたかまち

[現在地名]山口市本町ほんまち一―二丁目・中央ちゆうおう五丁目・旭通あさひどおり一丁目の各一部

石州街道沿いの町で、東は西門前にしもんぜん町へ続き、西は町に続く。

山口乗福寺文書の観応三年(一三五二)八月一九日付寄進状に「讃井原」とあるが、これは近世の荒高・田町中讃井なかさない下讃井しもさない辺りの地とされ、荒高は上讃井にあたるともいうが不詳。山口古図は荒高・田町の西に上讃井・下讃井を記す。

街道北側にある長寿ちようじゆ寺は浄土宗西山禅林寺派の寺院。霊瑞山と号し、本尊阿弥陀仏を祀る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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