荻市村(読み)おぎちむら

日本歴史地名大系 「荻市村」の解説

荻市村
おぎちむら

[現在地名]志雄町荻市

子浦しお町の南、内浦街道に沿った街村。鎌倉後期の志雄保地頭得江氏の居地で、南部の丘陵上にある三日みつか城は同氏の居城と伝え、城名・地名とも中世三斎市の名残といわれるが確証はない(三州志・志雄町史)。大永六年(一五二六)一〇月写の気多社年貢米銭納帳(気多神社文書)に年貢銭分の和田方の半田分作人として「おきいち 七郎左衛門」、享禄四年(一五三一)七月写分に畠地子を請負う「荻市道仏」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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