志雄町(読み)しおまち

日本歴史地名大系 「志雄町」の解説

志雄町
しおまち

面積:五八・二六平方キロ

能登半島の基部に位置する。南は宝達ほうだつ(六三七・四メートル)北斜面から北は羽咋市南端まで約一〇・四キロ、西は日本海沿岸から東の富山県境まで約一〇・二キロ。町域のほとんどが宝達山系の丘陵地で山林が約四四パーセントを占める。この山中に九集落があり、丘陵地から流出する子浦しお川水系の河谷平野に七集落、下流の沖積平地に一〇集落、海岸砂丘上に一集落がある。町域の最高峰は原御前はらごぜん(三九九メートル)で口能登山岳信仰の拠点赤蔵あかくら権現鎮座していた。うす峰氷見みねひみ街道は古代から近代前期まで越中への大動脈として利用され、宝達丘陵西麓沿いに走る内浦街道は現在ほぼ国道一五九号となり、その西にJR七尾線・国道二四九号、海岸沿いを能登有料道路が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報