荻野安重(読み)おぎのやすしげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「荻野安重」の意味・わかりやすい解説

荻野安重
おぎのやすしげ
(1613―1690)

江戸前期の砲術家で、砲術荻野流流祖通称六兵衛。上野(こうずけ)(群馬県)の人。元禄(げんろく)3年6月、播州明石(ばんしゅうあかし)に没した。78歳。

[渡邉一郎]


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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「荻野安重」の解説

荻野安重 おぎの-やすしげ

1613-1690 江戸時代前期の砲術家。
慶長18年生まれ。荻野流砲術の祖。弟小左衛門とともに諸国で修業し,種子島(たねがしま)流のほか,正木流など砲術十二流をきわめて集成した。寛文7年岡山藩主池田光政,のち明石藩主松平直明につかえた。元禄(げんろく)3年6月7日死去。78歳。上野(こうずけ)(群馬県)出身。通称は六兵衛。著作に「荻野流秘書」。

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