菊地勝之助(読み)キクチ カツノスケ

20世紀日本人名事典 「菊地勝之助」の解説

菊地 勝之助
キクチ カツノスケ

大正・昭和期の郷土史家 宮城県立図書館長。



生年
明治22(1889)年5月23日

没年
昭和50(1975)年12月23日

出生地
宮城県志田郡三本木村(現・三本木町)

学歴〔年〕
宮城県師範本科第一部〔明治44年〕卒

経歴
教師となって宮城県や広島県の師範学校などを歴任し、宮城県視学や宮城県立角田高等女学校長を経て昭和12年宮城県立図書館館長に就任戦後は宮城学園や朴沢学園・二階堂学園で理事を務め、33年に白萩料理学校長、38年には二階堂学園監事となるなど多年にわたって宮城県の教育界に尽くした。また、宮城県の郷土史研究の分野でも活躍し、「宮城県郷土史年表」「仙台地名考」「仙台事物起源考―郷土事物の起源と由来」「宮城県地名考―地方史の基礎研究」「名数みやぎ郷土小辞典」などの編著がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菊地勝之助」の解説

菊地勝之助 きくち-かつのすけ

1889-1975 大正-昭和時代の教育者,郷土史家。
明治22年5月23日生まれ。宮城女子師範,広島高師の教員をへて大正14年宮城県視学となる。初等教育学会を設立して郷土教育に力をそそぎ,県立図書館長などをつとめた。昭和50年12月23日死去。86歳。宮城県出身。宮城師範卒。著作に「宮城県郷土史年表」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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