菜刀(読み)ながたな

精選版 日本国語大辞典「菜刀」の解説

な‐がたな【菜刀】

〘名〙 主として野菜類を切るのに用いる、が薄く、広い、先のとがっていない包丁菜切り包丁。菜切り。うすば。さいとう。
※古文真宝彦龍抄(1490頃)「莫邪の剣をば菜(ナ)にもなるまいと云」

さい‐とう ‥タウ【菜刀】

〘名〙 野菜を切るのに用いる包丁(ほうちょう)。菜切り包丁。〔文明本節用集(室町中)〕
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一「庖厨(はうちう)の菜刀以て」

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デジタル大辞泉「菜刀」の解説

な‐がたな【菜刀】

菜切り包丁」に同じ。

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世界大百科事典内の菜刀の言及

【包丁(庖丁)】より

…そして,同じ《延喜式》木工(もく)寮の条下には1尺以下のさまざまな長さのものとともに,アワビ専用らしい〈鰒切〉という刀子があり,その〈鰒切〉は同じ長さの〈一尺刀子〉の約3倍の鉄を要したことが書かれていることから考えると,カキやアワビ用のものは一般の刀子とは形状の異なるものだった可能性もある。室町期に入ると出刃(でば)包丁や菜刀(ながたな)が現れ,《毛吹草》(1638)には山城,摂津の包丁と菜刀,和泉の出刃包丁が名産として挙げられている。伊勢貞丈は〈古は魚鳥を切る刀をば庖丁刀と云,野菜を切る刀をば菜刀と云し也〉といっている。…

※「菜刀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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