菟糸子(読み)トシシ

デジタル大辞泉 「菟糸子」の意味・読み・例文・類語

とし‐し【×菟糸子】

ヒルガオ科マメダオシまたはネナシカズラ種子漢方で強精・強壮薬に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「菟糸子」の意味・読み・例文・類語

とし‐し【菟糸子】

  1. 〘 名詞 〙 ネナシカズラの種子。または、マメダオシの種子。漢方で強壮、強精薬とする。〔和玉篇(15C後)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「菟糸子」の解説

菟糸子 (ネナシカズラ)

学名Cuscuta japonica
植物。ヒルガオ科の一年生寄生植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の菟糸子の言及

【ネナシカズラ】より

…日本全域および東アジアの温帯に広く分布する。この種や,ごく近縁で中国に分布するハマネナシカズラC.chinensis Lam.の全草は菟糸(とし),また種子は菟糸子と呼ばれ,強精,解熱,解毒などに用いられる。 またマメダオシC.australis R.Br.はハマネナシカズラに似た細いつる状の寄生植物で,マメ科植物に多く寄生するのでこの名がある。…

※「菟糸子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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