根無葛(読み)ネナシカズラ

デジタル大辞泉 「根無葛」の意味・読み・例文・類語

ねなし‐かずら〔‐かづら〕【根無葛】

ヒルガオ科の一年生の寄生植物山野にみられる。茎は黄褐色、針金状のつるで、他の植物にからみつき寄生根吸盤から養分を吸収する。葉は鱗片りんぺん状。夏、白い小花を穂状につける。種子黒褐色卵形で、漢方菟糸子とししといい強壮薬に用いる。うしそうめん

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精選版 日本国語大辞典 「根無葛」の意味・読み・例文・類語

ねなし‐かずら‥かづら【根無葛】

  1. 〘 名詞 〙 ヒルガオ科のつる性一年草の寄生植物。各地の山野に生える。茎は針金状で黄または褐紫色、寄主の植物に巻きつき吸盤によって養分を吸収する。葉はない。夏、黄白色で先が四~五裂した鐘形の小花が穂状に寄生する。果実広楕円形で長さ約七ミリメートル。種子は黒く、菟糸子(としし)といい強壮薬に用いる。漢名は、金鐙藤・毛芽藤で、菟糸子を当てるのは誤り。なすびのひげ。うしのそうめん。そうめんぐさ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「根無葛」の解説

根無葛 (ネナシカズラ)

学名Cuscuta japonica
植物。ヒルガオ科の一年生寄生植物,薬用植物

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