華川(読み)かせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「華川」の意味・わかりやすい解説

華川
かせん / ホワチョン

韓国(大韓民国)、江原道(こうげんどう/カンウォンド)北部にある郡。面積909.42平方キロメートル、人口2万2726(2000)。郡庁所在地は華川邑(ゆう)(町)。人口減少が著しい。朝鮮戦争の激戦地の一つであった。郡全体が高く険阻で、気温の年較差が大きい。北漢江(かんこう/ハンガン)をせき止めた破虜湖があり、水力発電所がある。山地が多く耕地率は5%にすぎないが、トウモロコシ、ジャガイモ、大豆などが栽培される。牧畜業が急成長している。軍事境界線と破虜湖などで道路の利用は不振。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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