華篭(読み)けこ

精選版 日本国語大辞典 「華篭」の意味・読み・例文・類語

け‐こ【花筥・華筥・花籠・華籠】

  1. 〘 名詞 〙 法会のとき、散華(さんげ)の具として用いるもので、花を入れる器。古くは竹を編んでつくったが、後に銅や真鍮製にかわり、飾りの紐をつける。はなざら。はなかご。はなこ。けろう。けろ。
    1. 花筥〈藤田美術館蔵〉
      花筥〈藤田美術館蔵〉
    2. [初出の実例]「堂童子頒花莒之後、景斉・知光等参入」(出典小右記‐長和三年(1014)二月一六日)
    3. 「六名の式衆が手ん手に携へた華籠(ゲゴ)より四色蓮花を打ち降らす様は」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉四月暦)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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