華籠(読み)けこ

世界大百科事典 第2版の解説

けこ【華籠】

仏事の法具名。花籠とも書く。宗派により〈はなご〉とも〈けろう〉とも読み,また〈衣裓(えこく)〉とも称する。花皿(はなざら)というのは俗称散華(花)(さんげ)に用いる花を盛る皿状の器。元来は竹で編んだ籠であるが,それを模した金属製のもののほうが広く用いられている。竹製のものは,紫色や黒色に染めたり金箔を置いたりしてあることが多く,金属製のものは金色である。縁には3ヵ所に長い組ひもを取り付けて垂らすのが普通だが,特定の法要ではひもなしのものを用いる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の華籠の言及

【華籠】より

…ひもは,赤,紫など一色のものと,二色,三色組み合わせたものとあり,法要の役によって使い分ける例もある。華籠に盛る花は,生花を用いるのが本来であろうが,その例はきわめてまれで,通常樒(しきみ)の葉や紙製の蓮弁などを用いる。【横道 万里雄】。…

※「華籠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ポスティングシステム

《「入札制度」の意》日本の球団に所属するプロ野球選手が、米国メジャーリーグへ移籍するための制度の一。所属球団の許可を得た選手のみが対象となる。所属球団は2000万ドルを上限に譲渡金を設定し、獲得を望む...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

華籠の関連情報