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菱文 ひしもん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

菱文
ひしもん

菱形を基本形とする幾何学文様の一種西アジアでは前イスラム時代からみられる。日本では古墳時代からあり,奈良時代工芸品には四つ菱,入子菱 (いれごびし) ,菱繋 (ひしつなぎ) などが用いられ,平安時代以降,公家装束の有職文様として流行した。また菱紋として紋章にも多く用いられ,80種近くの変型が考案されている (→花菱紋 ) 。

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世界大百科事典内の菱文の言及

【有職文様】より

…そのほかイラン系唐花文の円形華文と十字形の華文を組み合わせた臥蝶の丸(誤って浮線綾文(ふせんりようもん)ともいわれる)や,唐花の丸(又木形(またぎがた))がある。(2)菱文 丸文と同様の主題を菱形にまとめたもののほか,菱形を四つ組み合わせた四菱(よつびし),これを密に並べた繁菱(しげびし)と,これを間隔をおいて互の目(ぐのめ)に配置した遠菱(とおびし)がある。また,菱形を二重,三重に重ねた入子(いれこ)菱,菱の先端を互いに接しその接点に小型の菱文を置いた幸菱(さいわいびし)(千剣菱(せんけんびし))もある。…

※「菱文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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