菱結(読み)ひしむすび

精選版 日本国語大辞典 「菱結」の意味・読み・例文・類語

ひし‐むすび【菱結】

  1. 〘 名詞 〙 緒などの結び方の一つ。8の字になるように紐をくぐらせて結ぶもの。結び上がりが菱形になるところからいう。
    1. [初出の実例]「押下て大嶋田、幅畳の鬠(もとゆひ)を菱(ヒシ)むすびにして」(出典浮世草子好色一代女(1686)五)

ひし‐ゆい‥ゆひ【菱結】

  1. 〘 名詞 〙 縄で菱形を作る縛り方。
    1. [初出の実例]「四つに掛った縄よりも、又菱結にからまれて」(出典:歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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