菲徳(読み)ヒトク

デジタル大辞泉 「菲徳」の意味・読み・例文・類語

ひ‐とく【×菲徳】

徳が薄いこと。また、自分の徳をへりくだっていう語。寡徳かとく
是余が―の致す所」〈染崎延房・近世紀聞〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菲徳」の意味・読み・例文・類語

ひ‐とく【菲徳】

  1. 〘 名詞 〙 徳のうすいこと。寡徳。また、為政者などが自分の徳または自分をへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「以て今日の形勢に至る是余が菲徳(ヒトク)の致す所」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八)
    2. [その他の文献]〔梁書‐武帝紀・中〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む