萬祝式大漁旗(読み)まいわいしきたいりょうばた

事典 日本の地域ブランド・名産品 「萬祝式大漁旗」の解説

萬祝式大漁旗[染織]
まいわいしきたいりょうばた

関東地方、千葉県の地域ブランド。
銚子市で製作されている。江戸時代末期の1864(元治元)年春、現在の銚子市外川地区で鰯が空前大漁となった時に、大漁節がつくられたという。大漁旗は、漁師豊漁をいちはやく知らせる目印として使われた。江戸時代から続く萬祝着の染色技法を受け継ぎ、綿布に絵を描いて染色。すべて手作業でおこなわれる。千葉県伝統的工芸品

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「萬祝式大漁旗」の解説

萬祝式大漁旗

千葉県銚子市で生産される大漁旗。大漁祝いの際に漁師が着用する、この地方伝統の「萬祝着(まいわいぎ)」という着物の染色技術を用いて作られる。千葉県指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android