萱籠村
かやごもりむら
[現在地名]安心院町萱籠
東椎屋村の南方、津房川の上流域左岸にある。同川は当地付近では豊後国との国境をなし、同川に架かる橋を国境橋という。須崎で津房川に合流する崩ヶ迫川の流域、樺木山の南麓須崎のほかに萱籠・中尾・崩ヶ迫などの集落が点在する。北は南畑村、南は豊前国速見郡塚原村(現湯布院町)、西は津房川を挟んで同郡天間村(現別府市)。近世の領主の変遷は妻垣村に同じ。小倉藩元和人畜改帳に村名がみえ、高一九〇石余、人数九九、百姓一〇(うち庄屋一)・名子六・牢人二・寺一、牛一六・馬九。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 