落石(読み)ラクセキ

デジタル大辞泉 「落石」の意味・読み・例文・類語

らく‐せき【落石】

[名](スル)山やがけの上から石が落ちてくること。また、その石。「大雨の後は落石する恐れがある」

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精選版 日本国語大辞典 「落石」の意味・読み・例文・類語

らく‐せき【落石】

  1. 〘 名詞 〙
  2. がけや山の上から石が落ちてくること。また、その石。「落石注意」
    1. [初出の実例]「岩肌を伝ふ落石の乾いた音が聞えはしないだらうか」(出典:遠い日の海(1972)〈高井有一〉五)
  3. 平安中期の能書家藤原行成の立てた一六種の筆法の一つ。石が落ちて来るように筆をはこぶこと。
    1. [初出の実例]「藤原行成卿作往還・梅枝・銕切・飛鳥・枯草・落石・池入江・牛尾〈略〉等十六之図也」(出典異制庭訓往来(14C中))

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最新 地学事典 「落石」の解説

らくせき
落石

rock fall ,rockfall

地すべり(広義)の移送堆積域における運動様式の一つで,地震動や豪雨,凍結融解,人為的な地形改変がおもな誘因となって,岩塊(群)が自由落下・跳躍・転動して斜面下方に至る運動。非固結堆積物中の礫が抜け落ちるboulder fallも含まれる。また,この運動で堆積した岩塊も落石と呼ばれることがある。高速度の運動であるため,小規模であっても災害につながりやすいが,とくに体積10,000mを超えるようなものは大規模岩盤崩落と呼ばれ,1996年北海道積丹半島の豊浜トンネル坑口での崩落のように,重大な災害を引き起こすことがある。落石への対策には,素因の除去(岩塊除去や固定),移動の抑制(モルタル吹付やネット),堆積域での防護防護柵擁壁・覆道)がある。大規模岩盤崩落箇所や落石頻発区間を回避する場合も多い。

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