葉原村(読み)はんばらむら

日本歴史地名大系 「葉原村」の解説

葉原村
はんばらむら

[現在地名]敦賀市葉原はばら

田尻たじり村の東に位置し、四境を山に囲まれる。江戸時代には道の宿場であった。民家はもと小字屋敷やしきにあったが、応永元年(一三九四)頃に現在地に移転したと伝える。中世には気比けひ社領で建暦二年(一二一二)九月日付の越前気比宮政所作田所当米等注進状(越前気比宮社伝旧記)に「葉原保見作田十四丁二段大内」とみえ、「除三町五段 神田四反 寺田二反 領家分佃一丁 大宮司分佃一丁 案主給五反 定使給二反 此物給(一カ)反 井料一反」「残田十町七反大 所当米三十二石三斗内 十五石神事用途 十七石三斗保司得分 延定廿五石九斗五升 斗別五升 并四十石国定」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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