著作権集中処理機構(読み)ちょさくけんしゅうちゅうしょりきこう(英語表記)copyright clearance center

図書館情報学用語辞典 第5版 「著作権集中処理機構」の解説

著作権集中処理機構

著作権保護目的として,関係する著作権権利者の権利を集中的に管理し,著作物利用者から一定の著作権使用料を集め,これを配分する機能を持った機関.日本では,1939(昭和14)年設立の一般社団法人日本音楽著作権協会JASRAC)や1991(平成3)年設立の公益社団法人日本複写権センターなどがある.集中処理機構方式採用により,個々の著作権者の許諾なしに著作物利用ができるようになるが,この方式には,著作権使用料の設定,徴収した著作権料の配分方法,処理機構自体の運営経費などの問題がある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android