許諾(読み)キョダク

デジタル大辞泉 「許諾」の意味・読み・例文・類語

きょ‐だく【許諾】

[名](スル)相手希望や願いを聞き入れて許すこと。「許諾を得る」「申し入れを許諾する」
[類語]許可承知認可承認認許允許いんきょ允可いんか容認許容聴許裁許免許公許官許許しオーケーライセンス勘弁容赦裁可特許宥恕黙許批准堪忍寛恕海容目こぼし見て見ぬふり(―する)許す認める見逃す見過ごす大目に見る目をつぶる

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精選版 日本国語大辞典 「許諾」の意味・読み・例文・類語

きょ‐だく【許諾】

  1. 〘 名詞 〙 他人要求や希望などを聞き入れて、それを許すこと。承諾すること。
    1. [初出の実例]「荒雄許諾遂従彼事、自肥前国松浦県美禰良久埼舶、直射対馬海」(出典万葉集(8C後)一六・三八六九・左注)
    2. 「程嬰『さらば吾は難きに付て命を全すべし。御辺は易きに付て討死せらるべし』と云に、杵臼悦で許諾(キョダク)す」(出典:太平記(14C後)一八)
    3. [その他の文献]〔礼記‐曾子問〕

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普及版 字通 「許諾」の読み・字形・画数・意味

【許諾】きよだく

承知する。〔史記、項羽紀〕沛~曰く、吾(われ)關に入りてより、~日夜將軍の至るをむ。豈に敢て反せんや。願はくは伯、(つぶ)さに臣(劉邦)の敢てに倍(そむ)かざるを言へと。項伯許す。

字通「許」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の許諾の言及

【電子情報の知的所有権】より

…これを避けるため,法律によって作成者等の権利を定めて保護し,価値のある情報の作成と公開を奨励するのが知的所有権制度である。 権利者は契約によってその権利の一部をライセンス(許諾)することができる。また,許諾を得ずに権利を侵害した者は,民事訴訟により,利用の差止め,損害賠償,信用または名誉の回復(たとえば謝罪広告)等の措置を請求されたり,あるいは刑事訴訟により懲役や罰金を求刑されることがある。…

※「許諾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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