葛城玉田(読み)かずらきの たまた

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「葛城玉田」の解説

葛城玉田 かずらきの-たまた

日本書紀」にみえる豪族
葛城襲津彦(そつひこ)の子とも孫ともいう。葛城円(つぶら)の父。反正(はんぜい)天皇の殯宮大夫(もがりのみやのかみ)に任命されたが,職務をなまけて酒盛りしているところを,視察にきた尾張吾襲(おわりの-あそ)にみつかり,吾襲を殺害して逃走した。允恭(いんぎょう)天皇に召喚され,衣服の下に甲(よろい)をつけて参上,天皇にみやぶられて殺されたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android