葛子琴(読み)かつしきん

精選版 日本国語大辞典 「葛子琴」の意味・読み・例文・類語

かつ‐しきん【葛子琴】

  1. 江戸中期の漢詩人。本姓葛城(かつらぎ)。名は張、湛。通称は貞元。号は(とあん)。子琴は字(あざな)大坂の人。京に出て医を学び、大坂で医を業とした。詩を菅甘谷に師事し、混沌社の中心詩人として名声を得た。書、篆刻(てんこく)にもすぐれた。著に「葛子琴詩抄」「御風楼詩稿」など。元文四~天明四年(一七三九‐八四

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android